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ちくまプリマー新書

「人それぞれ」がさみしい

——「やさしく・冷たい」人間関係を考える

他人と深い関係を築けなくなったのはなぜか――相手との距離をとろうとする人間関係のありかたや、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直す一冊。

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68417-2

Cコード

0236

整理番号

392

2022/01/05

判型

新書判

ページ数

208

解説

内容紹介

近年、日本の若者が深い人間関係を築けなくなりつつある。その希薄な人間関係を象徴しているのが「人それぞれ」という言葉だ。あらゆる選択を「人それぞれ」として黙認する社会は、優しいようで、実は冷たい。その言葉が発された瞬間から、対話の回路を遮断する作用があるからだ。社会の変遷、「友人」概念の変遷を辿るとともに、なぜ私たちが人間関係に悩んでいるかをときあかす。そして、「人それぞれ」のその先を模索していく。

目次

第1章 「人それぞれ」が成立する社会の条件
第2章 「人それぞれ」のなかで遠のいていく本音
第3章 「人それぞれ」では片付けられない問題
第4章 萎縮を生み出す「人それぞれ」
第5章 社会の分断と表出する負の意見
第6章 「異質な他者」をとりもどす

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